坂の上のさかもと

いくつになっても好奇心旺盛。やりたいことやったもん勝ち、生きてるのなら。

初めての分割キーボード『Choco60 rev.2』を作った

こんにちは、さかもとです。

前回の記事でマクロパッドを紹介しましたが、実は分割キーボードも作っていました。

作ったのは、60%分割キーボードの「Choco60 rev.2」です。

Choco60 rev.2shop.yushakobo.jp

 

Choco60 rev.2を選んだ理由

数あるキーボードキットの中で、Choco60 rev.2を選んだ理由は主に以下です。

  • 分割キーボード
  • 一体型としても使用できる
  • 60%程度のサイズ
  • 白いPCB

分割キーボードが欲しいけど慣れるまでは一体型としても使いたかったので、左右がぴったりはまるChoco60 rev.2が最適でした。

また、可愛い雰囲気のキーボードにしたかったので、白いPCBはとても魅力的でした。

使用したパーツ

Choco60 rev.2のキットのほかに、以下のパーツを購入しました。

キースイッチ

Outemu Silent Cream Yellowを購入しました。

AliExpressで70個入り2800円でした。安すぎる。

オフィスでも使用できるように静音軸がよかったので、こちらを選びました。

キースイッチの性能差には詳しくないのでわかりませんが、ほどよい打鍵感と想像以上に静かな音が気に入っています。

購入前の試し打ちはしておらず、YouTubeでキースイッチレビュー動画を見て選びました。

AliExpressでは、70個まとめて袋に入ったものが10日ほどで届きました。

6個くらい足が折れていたので、多めに買っておくことをおすすめします。

キーキャップ

こちらのキーキャップを購入しました。

AliExpressで4460円でした。こちらも安い。

ヒルが可愛いかったのでこちらを選びました。

明るいイエローが、キースイッチの色ともマッチしていて気に入っています。

キーキャップを選ぶ際にChoco60 rev.2のキーレイアウトを見て、キー数が足りていることを確認しました。

制作工程

キットに入っているPCB、アクリルプレート、パーツを並べました。

いざ組み立てに入ります。

組み立てはビルドガイドを見ながら行いました。

PCBの分割と下ごしらえ

まずはPCBを切り離します。
手で分割するのは厳しいので、ラジオペンチで折って分割しました。

 

ビルドガイドには記載されていませんが、PCBを切り離した際にできるバリをやすりで削って滑らかにします。

紙やすりを持っていなかったので、エメリーボードと呼ばれるネイル用のやすりを使用しました。

 

やすりがけしてきれいになったものがこちら。

まだ少し残っていますが、このくらいなら大丈夫です。

 

PCBの側を白いポスカで塗ります。

側を塗ることで、組み立てた際に見栄えが良くなります。

今回は白いPCBなので白で塗りましたが、PCBの色によって塗る色を変えています。

スタビライザとスイッチプレートの取り付け

スタビライザを4か所に取り付けます。

キットに同封されていたスタビライザがバラバラの状態だったので、スタビライザの組み立てに苦戦しました。

PCBに取り付ける際は押し込むのですが、これも想像以上に固くて大変でした。

コツを教えてほしいです・・・。

 

スタビライザを付けたら、スイッチプレートを取り付けます。

スイッチプレートの保護紙をはがし、PCBに取り付けます。

上から、8㎜ねじ→スイッチプレート→3㎜スペーサー→PCB→5㎜スペーサーの順番になるように取り付けます。

ちなみに、上の画像で分かるようにこの時はとても爪が長かったのでスペーサーをつまむことすら困難でした・・・。

キースイッチの取り付け

キースイッチをスイッチプレートにすべて取り付けます。
スイッチプレートにはめる際に結構プレートがたわむので、先に四隅をつけてから全体をつけるとよさそうです。

AliExpressで購入したせいか、キースイッチの足が曲がっているものが多かったので、スイッチプレートに取り付ける前に曲がっていないか確認しました。

全て取り付けたら、横から見て浮いていないこと、裏から見てすべて足が出ていることを確認してキースイッチをはんだ付けします。

表面実装部品、コネクタに触れないように気を付けます。

はんだごては温度調節可能なものを使用しています。鉛入りはんだより融点の高い鉛フリーはんだを使用しているので、約350度ではんだ付けしました。

小手先は購入時についている鉛筆のような形のB型からナイフのようなK型に変更しました。

数年前に地元のはんだ付け工場で働いていたときにK型を使用していたのですが、立てれば狭い箇所、寝かせれば広い面で使えるのでとても便利でおすすめです。

ボトムプレートとクッションゴムの取り付け

ボトムプレートの保護紙を剥がして4㎜ネジで取り付け、四隅にクッションゴムを貼ります。

クッションゴムを適当につけるとガタつくので、安定する箇所に貼ります。

キーキャップを取り付けて完成

ヒルちゃんキーキャップを取り付けて完成です!

左のCtrlとShiftの絵柄がつながってるのがかわいいですね。

左右は自作したTRRSケーブルでつなぎました。

キーボードの名前はアヒルちゃんのキーキャップなので『DUCK KEY』としました。

感想とまとめ

初めて分割キーボードを作りましたが、はんだ付けはキースイッチだけだったのでとても簡単に作れました。

キースイッチやキーキャップを選ぶ段階からとても楽しかったです。

今までは日本語配列のキーボードしか使用してこなかったので、これが初めての英語配列キーボードとなりましたが、毎日仕事で使用していたら2週間くらいで慣れました。

分割キーボードなので仕事用のリュックにコンパクトに収納できて持ち運びが楽でした。思わぬ利点です。

VIAでキーマップを書き換えて、一番下の右端のキーに英字入力とかな入力の切り替えを割り当てました。

その他にも仕事上よく使う文字列をマクロで割り当てて便利にしています。

次回の記事は自作TRRSケーブルについて書きたいと思います。

 

この記事はChoco60 rev.2を使用して書きました。