分割キーボード用のTRRSケーブルを自作した
こんにちは、さかもとです。
前回、初めての分割キーボード『Choco60 rev.2』を作りました。
分割キーボードを作ったなら、次はTRRSケーブルです。
TRRSケーブルとは、分割キーボードの左右をつなぐためのケーブルです。市販でも売っているのですが、市販は白か黒の一色で可愛くありませんし、可愛いものは数千円するので買うのはちょっと・・・。
ならば作りましょう!
必要なもの
TRRSケーブルを作る際に購入したもの、使用したものを記載します。
3.5㎜4極プラグ(L型)
ストレート型とL型があり、今回はL型にしました。
遊舎工房で販売されているものと同じですが、千石電商のほうが少し安かったです。
4芯ケーブル
秋葉原のオヤイデ電気で購入しました。
いろいろなケーブルが販売されていてよくわからなかったので、店員さんに「4芯ケーブルありますか?」と聞いて出していただいたものを購入しました。
シールド付きのケーブルを購入しましたが、シールドは必要なかったです。
パラコード
Amazonでグラデーションカラーのパラコードを購入しました。
ポップで可愛いものが好きなので、単色より心が上がります。
30mで710円という破格ですが、正直そんなに長くなくてよかったです。
熱収縮チューブ
今回は3色使用しますが、通常は1色で問題ありません。
熱収縮チューブは太さに様々なサイズがあり、細すぎるとケーブルが通らない、太すぎると収縮してもぶかぶかの状態になるので注意が必要です。
わたしは収縮前の内径7㎜のものを購入しました。
アルファベットビーズ
通常は絶対に不要なものですが、ケーブルにビーズを通したかったので購入しました。
アルファベットがランダムで100個入っているので運が悪いと欲しいアルファベットが一つも入っていないということもあるそうです。
その他
ケーブルの被覆を剥く際に使用します。家にありました。
- ヒートガン
熱収縮チューブを収縮する際に使用します。家にありました。ドライヤーやライターでも代用できるそうです。
- テスター
導通やショートしていないかを確認するために使います。家にありました。
制作工程
4芯ケーブルをパラコードに通す
4芯ケーブルとパラコードを適当な長さに切り、パラコードの中に入っている糸を抜き出しパラコードの中に4芯ケーブルを通します。
パラコードのグラデーションを綺麗に見せたかったので60㎝くらいにしました。測ってないので適当です。
ビーズ、プラグカバー、熱収縮チューブを通す
ケーブルにビーズを通します。
以前作ったキーボードの名前を『DUCK KEY』と命名したので、アルファベットビーズから文字を探し出し、ケーブルに通しました。
ビーズの穴がケーブルより細かったので、力ずくで穴を広げたら人差し指の皮がむけました。
ビーズを通したら、両端からプラグカバーと熱収縮チューブを通します。プラグカバーは向きを間違えないように注意します。
ケーブルの被覆を剥きはんだでコーティング
工程の写真を撮るのを忘れてしまいました・・・。
4芯ケーブルの外側の被覆をニッパですこし切り込みをいれ、ねじって剥がします。
中の4芯ケーブルをプラグの端子に長さが合うようにカットし、先端3㎜程の被覆をワイヤーストリッパーで剥きます。シールドは邪魔なので外側の被覆と同じところでカットしておきます。
はんだ付けをスムーズにするために、あらかじめケーブルの線をはんだでコーティングします。
はんだごてにはんだを溶かし、その中にケーブルを浸ける方法が良いと思います。
ケーブルをプラグにはんだ付け
ケーブルの色(黒、赤、青、透明)の順番が左右同じになるようにはんだ付けします。
プラグの端子にもあらかじめ予備はんだをします。はんだごてを充てる時間が長いとはんだが広がってしまうので注意が必要です。
はんだ付けする際はパラコードがずれないようにマスキングテープを巻きました。
テスターで導通を確認し、問題なければプラグの下の金具をカシメて固定します。
熱収縮チューブとカバーをつけて完成
熱収縮チューブを2層にしたかったので、長めの白を収縮してから短めの黄、青を収縮しました。単色よりかわいくていい感じです。
カバーを取り付けたら完成です。熱収縮チューブを2層にしたせいでカバーを取り付ける際に少しきつかったです。
一緒に写っているのはSonny Angelというシリーズのフィギュアです。地道に集めています。
感想とまとめ
虹色グラデーションのパラコードにアルファベットビーズを通したTRRSケーブル。自作TRRSケーブルの中でもかなりオリジナリティが出せたのではないでしょうか。
今回初めてTRRSケーブルを自作しましたが、ケーブルをはんだ付けするだけなので慣れれば簡単に作れそうでした。
今回はグラデーションを見せるために長めの60㎝にしましたが、次は短いものを作ってみたいです。
この記事は自作TRRSケーブルで繋いだChoco60 rev.2で書きました。